アジア株 下落
本日のアジア株と週間騰落率、年初来騰落率です。
香港と韓国は釈迦生誕節で休場。タイは反政府デモの影響で昨日から休場です。なお、下の図はブラジル、ロシア、南アの週間騰落率と年初来騰落率です。
今日は上海総合指数を除き、下落しました。
上海総合指数も開始後まもなく、昨年4月末以来の安値をつけています。
ですが、新彊地区の不動産会社である新疆城建集団が、値幅制限上限の10・03%まで上昇しています。
人民日報によると、5月17~19日にかけて北京で新彊工作会議が開催され、「2015年までに新彊ウイグル自治区の1人あたりGDPを全国の平均水準まで引き上げる」など、新彊自治区の経済活性化に向けた新たな政策が発表されたようです。
調べてみたのですが、どうやら「資源税改革」を新疆で先行して実施し、原油と天然ガス資源税の課税は従量税方式から従価税方式に改められるのだとか。新疆は原油と天然ガスが取れるそうで、石油の資源税を従価税方式にすると地方財政が100億元増加するそうです。これによってインフラ投資を推進したり、開発特区を推進したりという新彊自治区発展支援策が打ち出せるということ…のようです。
今日、上海総合指数構成銘柄でもっとも大きく上がったのは、チベット自治区の不動産会社の西藏城投資で10.07%上昇。次いで浙江省の不動産会社の京投資銀泰の10・6%、チベット自治区の建築会社の西藏天路の10.05%となっています。
台湾では、20日に10年1-3月期のGDP速報値が発表されました。年換算したGDP成長率は前期比11.3%増でしたが、前期の16・7%からは下がりました。 ロイターのニュースによると「4月の輸出受注の伸びも鈍っていることから、景気後退の反動からの過熱感が収まり、経済成長が全般的に持続可能な水準に戻りつつある」と見られているようです。とはいえ、今日は世界最大のEMS会社の鴻海精密工業(ホンハイ・プレシジョン)が2.24%安、ネットブックで有名な宏碁(エイサー)が4.1%安となっています。
ベトナムでは10年1~5月の貿易赤字が53億7000万ドルとなり、前年同期の11億ドルから約5倍に拡大する見通しのようです。なお、輸出は前年同月比37.5%増の61億ドル、輸入は前年同期比19%増の68億5000万ドルだそうです。輸出品目では、鋼鉄や化学薬品、電気ケーブル、ゴム製品、コンピュータ、繊維などが伸びているようです。
今週発表された新興国関連の経済指標は以下の通りです。
野村雅道と楽しい投資仲間達おすすめFX会社
| 固定リンク
「5大山弘子(2)」カテゴリの記事
- 上海 年初来14%下落で引ける(2010.12.31)
- 2011年も新興国の成長は速い!?(2010.12.31)
- アジア株(12/24) 週間騰落率&年初来騰落率(2010.12.25)
- メリークリスマス & アジア株(2010.12.24)
- 年末年始の格安海外ツアー(2010.12.17)
コメント