GDPとCPI、南アフリカ
「GDPとCPI、南アフリカ」
先週は株価、資源価格ともに大幅に下げた。ギリシア財政不安、中国の金融引き締め観測、豪の鉱山業への課税などが影響している。南アランドだけでなく、豪ドル、カナダドル、NZドルも売られている。豪を除けば、南ア、カナダ、NZと景気指標が改善しているが、世界的なリスク回避の流れには逆らえなかった。
南ア経済指標では、3月小売売上高(前年比)予想の+0.3%を上回る結果+1.0%と09年1月以来となるプラスとなった。
南アフリカ中銀は最近の経済情勢については「ユーロ圏の債務危機がリスクである。国内電力価格、賃金、世界経済の動向がインフレに対するリスクだが原油価格による上振れリスクは弱まるだろう」という声明を出している。またマーカス中銀総裁は「ランドのペッグ制、インフレ・ターゲットの取り止めは共に非現実的だ」と発言している。
ムミネル南ア中銀理事は「為替レートに関し目標を持っていない、ランドのボラティリティを懸念。短期的な資本流入を抑制させる政策は不適切」と述べた。
ランドについては大きなボラティリティがあった時だけ介入をするということで原則は市場にまかせるということだろう。
25日の1QのGDPは予想の前期比年率で+4.3%より強い4.6%となった。
26日には4月の消費者物価指数の発表があった。予想では前年比+5.0%であったが4.8%へと低下した
*GDP、小売が強く、インフレが低下と理想的な結果となった。この景気の質の良さが反映しランドは昨日からはクロス円の下落の中で強含んでいる。
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