自分で決めるな、為替悠々189
「自分で決めるな、為替悠々189」
野球と為替をすぐ結び付けてしまう。幸運にも両方とも名指導者に恵まれたが共
通した教えがあった。才能で負けても「こころがけ」で負けるなということだ。
相場が膠着して動かない時がある。ディーリングルームは往々にしてだらけ
油断し、遊びの話になり、急に相場が動いた時について行けなくなる。下手な人が
油断してはいけない。
野球の場合は朝から雨で試合の中止が見込まれる時、選手は今日はパチンコで
もと考えたり、あるいは、マージャンのメンツを集め始めたりする。中には勉強の時間
ができると思うものもいる。ところが一転試合が実施されると思うように体や気持ちが
ついて行けなくなることがある。
相場の場合では帰宅時まで、試合の場合は正式に中止と決定するまで、精神的
にも肉体的にも緊張を持続しなえければならない。才能がなくてもこれは出来ること
だと分野は違っても名指導者から教えられた。
自分で勝手に決めるような不遜なことはしてはいけない。特に為替では肉体を酷
使するようなことはないので、これくらいの対価(緊張感の持続)は払うのは当然だと
いうことであろう。
ニューヨーク市場はほぼ毎日相場らしく乱高下するのでこのような認識は不要だ
が、東京市場では需給的に動かない相場が多いので、数少ない乱高下での収益
チャンスを逃さぬ為、油断せず、自分で「動かない」と決めず、静かに獲物が動くの
を待ちたい。
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