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2010年5月 7日 (金)

エコノミストとディーラー、どっちが頼れるか、為替悠々173

「エコノミストとディーラー、どっちが頼れるか、為替悠々173」

  エコノミストは精緻な頭脳で予測をする。エコノミストやエコノミスト的な政治家は頭は良いがその予測が外れた時の対策は用意してくれていない。上げと言っていたエコノミストがいつの間にか流れにそって下げと予測を変えている。エコノミストはすぐに意見を変更できるが実際にポジションをもっていたり、事業を進めている人はそうそう簡単に反対の行動を取れない。 アゲンストにいったとき、その対策まで最初の予測に準備すべきであろう。我々ディーラーや経営者はエコノミストや政府に比べれば頭脳は劣るが、自分の予測を間違えた時には、自分で何とかプラスに持っていくのである。 頭は悪いが行動する。エコノミストの予想が変わるたびにポジションをひっくり返したり
 新しい投資を行えるほど資金は無尽蔵に持っていないの現実である。

大事なのはやはりマネーマネージメントであろう。

 尾身さんの「桜が咲くまでには回復する」、堺屋さんの「夜明け前が一番暗い」、竹中さんの「成長率は2%程度」も良いが、そうならないときはどうするかまで準備して欲しい。経済関係大臣の楽観論が過剰設備や損失処理の遅れの原因となっているかもしれない。正直に悪いと言ってくれていたらもう少し早く手を打てたかもしれない。大臣たちの楽観論で市場が銀行が「WISHFUL THINKING」で期待し改革を怠る。それが10年続けば方向は変えなければならない。 

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