今週の豪ドル相場:津田
(豪ドル日足)
(豪ドル円日足)
先週の豪ドル相場
先週のレンジ AUDUSD 0.9033-0.9217 AUDYEN 83.47-87.07
先週豪ドルは豪ドル円中心に上昇した。前週ギリシャ問題解決策で合意したが、依然として資金繰り等を巡る不透明感はぬぐえず、ユーロは不安定な動きであった。しかし少なくとも最悪の事態は回避されたとの安心感からユーロは1.36近辺に反発。また日経初め主要市場の株価堅調で商品相場も上昇したことが豪ドルをサポートした。係る中米国雇用統計への期待高まり、結果は非農業部門就業者数は予想ほど増えなかったものの、増加に転じたことや民間部門が強かったことから米ドル買戻しが活発化し、ユーロは1.35近辺に反落。しかし金利/景気格差で優位にある豪ドルは下値も限定的で91セント台後半の高値圏で越週。ドル円が94円台後半に上昇する中豪ドル円は87円近辺と、2008年の金融危機以来最高値圏で1週間の取引を終えた。
今週の豪ドル相場
今週のレンジ AUDUSD 0.9000-0.9300 AUDYEN 85.50-88.50
先週金曜日から欧米はイースター休暇入りで市場活性度は今一。これは本日のイースターマンデーまで続くが今週は先週見られた米ドル金利上昇や米国の出口戦略の動向を再確認する週となる。本日のFRB定例会議における公定歩合引き上げ観測がある一方、6/7日の日銀会合における追加金融緩和策の思惑もある。また本邦が新年度入りしていることや郵貯銀行の外債投資観測などドル円は節目となる95円台テストをする可能性がある。逆にドル円いついてはFRBによる流動性供給解除や医療保険がらみの赤字増大、米中貿易摩擦に絡む中国の米債売却懸念や人民元切り上げ観測など、米ドル売り材料も尽きないが、足元基本的には先週の流れを受けて、米ドル堅調地合であろう。
国内では6日(火)のRBA理事会と8日(木)の3月雇用統計が注目される。先週発表された2月の小売売上高/住宅建設許可は不冴であったが、依然として25bp利上げの可能性が高い。また雇用統計予想は就業者数+20千人(前回は+4千人)、失業率5.3%であるが、再び2万人前後の雇用増となれば、一層豪州経済への信任が強まろう。
したがって今週も豪ドルは対米ドルで強保合、対円で上値テストとなる可能性が強い。
ではでは
ジョー
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