今週の豪ドル相場:津田
(豪ドル日足)
(豪ドル円日足)
先週の豪ドル相場
先週のレンジ AUDUSD 0.9165-0.9346 AUDYEN 85.71-87.52
先週は主要通貨まちまちの動きとなった。ギリシャ問題払拭とはいかず、ギリシャ懸念が再燃したこともあり一時ユーロ売り戻しが強まる局面も。またFRB関係者の発言から出口戦略への盛り上がりが後退したことや、日銀の追加緩和策が出なかったこと、更に人民元切り上げ観測などからドル円はストップロスの売りを巻き込みながらポジション調整の動きが活発化して94円台後半から一時92円台まで下落した。総選挙がらみのニュースでポンドもドタバタした。1.53台から1.51台まで乱高下して結局高値圏で終わっている。係る中、RBAの利上げに加えて木曜日の強い雇用統計にサポートされて豪ドルは結局93セント台後半の今年の高値圏まで上昇。豪ドルユーロは0.69台の史上高値を付けた。豪ドル円は米ドル円の急落を受けて一時85円台に軟化したが結局86円台後半へと反発し行って来いとなった。
今週の豪ドル相場
今週の予想レンジ AUDUSD 0.9150-0.9450 AUDYEN 85.00-88.00
今週も市場は材料多く複雑な展開が予想される。イベント的には盛りだくさん。月曜日の日米首脳会談、米中首脳会談、水曜日のバーナンキFRB議長議会証言、それに各地区連銀総裁の講演、木曜日には中国のQ3GDPなど諸指標の発表、金曜日のEU27カ国財務相中央銀行総裁会議など。
今週もギリシャ問題、人民元切り上げ観測―変動幅拡大の可能性?、FRBの公定歩合引き上げ観測など色々な思惑で不安定な相場展開が予想される。先週は週初の円安、ドル高から円高、ドル高となり週末に向けて円高、ドル安が顕著となったが今週はどうか?
米中首脳会議などもあるが米中間の通商摩擦、通貨戦争の懸念が緩和されるのか、あるいは人民元変動幅の拡大などの動きが出るか?
もし人民元切り上げ観測が高まるか、実際変動幅の変更などが実施される場合には、一時的にせよ豪ドル下落、ドル円下落となる可能性が高い。
豪州国内指標ではNAB企業信頼感/景況感(火)やWESTPAC消費者信頼感指数(水)が発表になるが、むしろ上記の海外要因による、リスク許容度の増減により豪ドル相場は不安定な動きとなる可能性があろう。
大局的に豪ドルは90セント、85円を中心とした値動きの中で現在レンジの天井圏を形成している可能性がある。
ではでは
ジョー
日本より断然有利なJUNAX豪ドル預金ファンド http://junax.com.au/
|
野村雅道と楽しい投資仲間達おすすめFX会社
| 固定リンク
「2津田穣(2)」カテゴリの記事
- これっきりこれっきもうこっれきりですね!来年の豪ドル相場:津田(2010.12.30)
- ゴルフ&ワイン(最後の写真攻め?!):津田(2010.12.27)
- 今週の豪ドル相場:津田(2010.12.20)
- 月曜早朝シドニー市場:津田(2010.12.20)
- どうもお疲れさんです:津田(2010.12.16)
コメント