警戒態勢を緩和➱徐行運転 : かかし
早いもので、2010年も3分の1が過ぎてしまいました。毎年、時間の流れが速くなっていくようです。
そこで、今回は年初からの日経平均株価の動きを、他の注目市場と比較しながら振り返ってみようと思います。
まず、各国の動きを数字で確認しておきたいと思います。
年初からの株価パフォーマンスを見ると、ベストがインドネシア、ワーストが上海。全体としてはかなり堅調な展開でした。上海、ドバイなどを避けていれば、かなりのパフォーマンスが達成できたようです。
ベストとなったインドネシアの3ヶ月の動きは下の図のようになっています。
一方、ワーストとなった上海はこのような動きでした。
このような展開の中での日経平均株価ですが、比較的に、というよりかなり健闘したという印象です。
ところで、先週の日経平均株価は1.69%下落しました。3週間連続の下げとなっていまいました。
一方で、ダウ平均株価が1.68%上昇しているため、日米の株価が乖離したような気がするのですが、グラフで確認すると、基調としての連動性は維持しているようです。
そこで、今週の日経平均株価についてですが、これまで3週間にわたって強調してきた「警戒態勢」を緩和する必要がありそうだと見ています。全速運転はリスクが大きいのですが、慎重な徐行運転はできそうな様子です。
とりあえず、今日(26日、月曜日)の株価は上昇が期待できます。理由は、先週金曜日のダウ平均株価の動き。ギリシャ問題が一息ついたことや、3月の耐久財受注が強かったこと、新築住宅販売件数の数字も良かったことに加えて、好決算が続いていることなどから0.63%高とかなり大きく上げています。
このような展開に加えて、対ユーロ、対ドルで円安の振れたこともマーケットを押し上げそうです。
そのようなわけで、11,000円を上回っての寄り付きとなりそうです。
ただし、マーケットはかなり良い話を織り込んでしまっている様子ですので、楽観的に大幅な上昇を期待するのは避けるべきだと考えています。徐行運転を心掛けるのはそのためです。
先週土曜日に、ソフィアバンク副代表の藤沢久美氏との対談形式で株式講演会を行いました。動画が配信される予定ですので、こちらをクリックしていただければと存じます。
ただし、現時点ではまだアップされておらず、前回(第4回)のものが出ています。そこでは、私もかつて一緒に仕事をした大田忠氏が講演しています。これもご参考になるかと思います。私は第5回に出ています。
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