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2010年4月23日 (金)

アジア株はまちまち タイ株は割安?

 4月23日のアジア株と今週の騰落率です。

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 今日はインドのセンセックス指数、シンガポールの ST指数、台湾の加権指数が上がったほかは前日より下げて引けました。ベトナムは「雄王の命日」という祭日で市場がお休みです。

 今週1週間の値動きを見てみると、タイのSET指数が3.895%、インドネシアのジャカルタ総合指数が2.968%、ベトナムのVN指数が2.433%(4月22日の終値で)上がるなど東南アジア諸国が好調でした。
……って、今週、タイ株が上昇したんですよ。私が計算を間違ったのかと思ったんですけど、確かに上がっているんです

 ロイターにタイ株に関連するニュースが出ていました。
 タイで証券仲介シェア首位のキムエン証券が「暴動が内戦に発展する恐れがあり、バンコク株を買うのは『大きなリスクがある』と警告した」そうです。その一方で、スイスのユリウス・ベアー、シンガポール支店のネオ・テン・ウィー氏が「タイ株は、割安感は魅力であり、バンコク以外の企業は大きな影響を受けていないと語った」と伝えています。

 下の表はアジア開発銀行(ADB)が13日に発表したアジア経済展望2010の2010年と2011年の成長率予測です。

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 今年1月1日からASEAN6(シンガポール、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシア、ブルネイ)で関税が撤廃され、貿易量の約90%がゼロ関税になっているうえ、2015年までにはラオス、ベトナム、カンボジア、ミャンマーの4カ国もゼロ関税を実施することなどを考えると、今の状況はともかく、長期的に見ればタイ株は割安なのかもしれませんね。

 
さて、本日はマレーシアの3月の消費者物価指数CPI前年比、台湾の3月の鉱工業生産指数前年比、シンガポールの3月の消費者物価指数CPI前年比とCPI前月比が発表されています。今日を含む、今週発表されたアジアとブラジルの経済指標は以下の通りです。

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 昨日はフィリピン、21日はタイで中銀金融政策決定会合がありましたが、両国とも金利は据え置きで、フィリピンは4.00%、タイは1.25%となっています。

 20日にはインド準備銀行が政策金利を0.25%引き上げ5.25%としています。インドの利上げは2カ月連続です。インド準備銀行は2010年度(2010年4月~2011年3月)のGDP成長率を8%になる予想だともしています。ADBの予想よりは少し控えめですね。

 そのインドではインフレが心配されはじめています。3月31日に発表された工業労働者を対象とした2月の消費者物価指数(CPI-IW)は前年同月比9.93%上昇しています。1月の上昇率は10.45%でしたから0.82%下がっています。とはいえ、3月21日までの週の卸売物価指数(WPI)の上昇率は前年比で0.31%下がっています。
 

 この差は、CPIでは食料品のウエイトが約50%であるのに対し、WPIは25%強だからだとか。インドは昨年、一昨年とモンスーン期の雨量が少なかったために不作となり、食料品価格が高騰しているそうです。利上げをしたのは、そのためらしいのですが、食料品以外はあまり上がっていないのに利上げして大丈夫なんだろうかという気もしなくありません。
 
 それと、今年もモンスーン期の雨量が少ないと3年連続の不作となり、インフレに拍車がかかってしまう可能性があるようです。 そのモンスーン予測が今日(4月23日)に発表される予定ですが…

 あ、ニュースが出てます。

 ロイターインディアによると、今年6月から9月のモンスーン期の雨量は平年の98%程度だとか。3年連続干ばつという心配はなさそうで、食料品価格も落ち着きを見せるのではないか…ということです。

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