年金は最高の運用、為替悠々158
「年金は最高の運用、為替悠々158」
年金ほど有利な商品はない。
受給資格を得る積立金を元本とすれば受給が始まれば年率で
議員年金(10年)が25%、国民年金(25年)が19.8%、厚生年金(25年、会社負担も含む)が11.8%の利回りとなる。利回りという言葉が不適切ならリターンでも良い。これだけハイリターンなら元本もすぐ回収出来る。但し年金の管理運用者のメリットとしては元本を返さなくても良いし、亡くなられた時はもう支払わなくても良くなる(死差益だが相続税のようだ)。生き続ければハイリターンが享受出来る。
このようなハイリターン商品は世界中にない。天才ファンドマネージャーも及ばない。時々ネズミ講やオレンジ共済などの悪徳商法でハイリターンがうたわれるが、どこかにゴマカシがある。
年金のカラクリは不透明な運用ではなく税金投入でハイリターンを保証している。不加入者が多いが不加入者も税金を払って加入者を支える。不加入で関わりがなくなるわけではない。負の関わりだけが残る。入っても支払い、入らなくても受け取りなしの支払いなのである。
現在430兆円の財源不足がありつつもハイリターンを約束する年金である。いつか高齢者が一気になくなるか子供がどっと生まれてどっと成長することがない限り存続出来ない制度であるが、破綻する前にメリットを享受できればこれほど素晴らしい金融商品はない。出来得れば何口も入りたいものだ。海外の機関投資家も加入したいだろう。ただ欠点はリターンも自分が負担することだ。
怖いのは政府が支払いをギブアップする時だ。小泉首相は時々「たいしたことはない(赤字国債30兆円超えで)」「司法の判断も無視(靖国)」「うっかりしていた(年金未払い)」で逃げるが、年金も「良くない制度だったね、やめましょう」と言いそうな気もする。
破綻する制度を頭の良さそうな人がさらに複雑化、先送りするよりは良いかもしれない。未加入者が増えているそうだが株には「持たないリスク」という言葉がある。年金も「破綻しないリスク」の為入っていても良い。
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コメント
どこが最高なのでしょうか。
私の世代は野村さんの世代のために貢いで終わりです。
こんな国策ねずみ構はさっさと廃止して欲しいです。
投稿: | 2010年4月27日 (火) 20時35分