ハンデその1、為替悠々148
「ハンデその1、為替悠々148」
例えば日本の機関投資家が5%の利回りを上げようと為替、外債、オプションを駆使するが、米国投資家は米国債を買うだけでよい。6-7%にしたければもう少し格下の債券を買えばよい。貿易にしたって構造上円高の需給の日本が四苦八苦するが米国や多くの欧州勢は自国通貨で決済できるので、日本の新聞が書き立てるほど海外は為替を注視していない。いや為替を知らない人もいる。
日本人は自ら望んだものでないが結構リスクをとっているのである。いやとらされている。人為的に、人災的にとらされている。スタート地点に立つまでにかなり本来業務以外で疲れている さらに政府がリスクをとれといってもこれ以上リスクをとると管理しなければならない変動要因が増えて頭がこんがらがってしまう。 ドル円の売りか買いかも私など十分管理できないのにさらに選択肢が増えるとお手上げだろう。 政府の言う積極的なリスクをとることにあげあしをとるものではないが、まず日本独自の人為的なリスクを軽減させてきれいな体で海外と同じスタート地点にたってヨーイドンと行きたい。フェアーな勝負に参加したい。
さらに日本では個人や中小企業がリスクをとって失敗してもけっして保護されず自己責任と言われる。しかしこれが大企業となると手厚く保護されるわけである。また経営責任の追及も遅々として進まないあげく、さらに大企業にずさんに追い貸し国民の税金でまかなわれる。
日本はまだリスクをとるゲームに参加するまえのルールつくりがなされていないようだ。フリー、フェアー、グローバルとくにフェアープレーという観点で個人や中小企業と大企業の取り扱われ方が大きく違うようである。
ある意味では既に日本はリスク大国である。それも海外勢が取ったことのないリスクを自らに課している。
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