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2010年4月13日 (火)

米系ファンドはトレンドを作らない、為替悠々137

「米系ファンドはトレンドを作らない、為替悠々137」

為替相場にしたって、色々考え方はあるようだ.今日久し振りに、クー先生のリポートを読んだら、最近のドル高は、米系ファンドの円売りによるものらしいとの事.さらに米系ファンドは日本に悲観的な見方を打ち上げ、扇動しているという.クー先生もどちらかといえばアメリカ人なので、米系ファンドの影響力の大きさを認めた上での 意見のようだ.

しかし、米系ファンドは所詮、短期的なオペレイター.生保のように30年単位。あるいは 輸出入業者のように、ポジション的には永久、買い切り、売り切りではない.所詮市場への影響力は極端にいえばゼロ.売れば買う、買えば売る。

ドル円相場を動かすのは、基本的に経常収支と、資本収支の差額であるのは、国際収支表をみれば明白.さらにスペキュレーター不在の日本市場であるから、輸出、輸入、投資家、個人がドル円相場を決定する.

私の相場決定要因には米系ファンドの文字はない.勿論、ファッションとしては派手だし楽しい.第一次から 第五次の景気対策がでるたびに円買いを繰り返し、日本を評価してくれたのは、日本人でなく、米系ファンドである.

輸入業者や個人の小玉の方が、長期トレンドを作ってきたことは、例をあげる必要はないだろう.

  

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