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2010年4月 2日 (金)

銀座牧場、為替悠々124

「銀座牧場、為替悠々124」

日本と米国でも、この種の事があるわけで、米国の大規模農法で安い農産物を輸入したほうが、アパート経営を収入源としている都市農民の造った、あるいはダイオキシン疑惑の野菜を食べるより良いわけである。 また部品などは 太い米国人の指で造るより、繊細な日本人が造った方が良い。しかし、東京/北海道では問題にならない事が、日本/米国では大問題になるわけで、慌てて教科書をみて、これは円高調整を実行しなければ大変だと思い込んできたのである。 円高を進めれば富良野に自動車工場が出来、銀座に牧場ができる類いの発想である。 我々は常に地下の高い銀座牧場で作った牛乳を飲むようなことをやっている。

国際分業のメリットを考えず、円高ですべてが調整できるかの錯覚が苦境に陥った原因である。さらに使用通貨が常にドルであり、日本人にとって国際貿易であっても、米国人にとっては 国内取引であった。この点でも日本人はハンディを背負ったのである。さらに海外資産が大幅に目減りした。
対外純資産を誇るのも良いが、自国に自信があれば、自国に投資する。 米国には外準は要らない。

食料危機に備えるとの理由で、実際は農民の大量票田を狙っての規制を強める。円高調整が輸出デメリットにしかならず、輸入メリットは享受できないままである。 これだけ国際化、ネット通信が進み、すべてが世界共通になろうとしているのに、日本だけが円を使うメリットはあるのだろうか、究極の円の国際化はドルになることではないだろうか。

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