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2010年3月10日 (水)

老後のお金の新常識

「老後のお金の新常識」岩崎博充、ぶんか社文庫

*著者の40冊目の出版。みんなが共通に感じている「老後への不安」について取り組んた。

http://www.lightroom.jp/index.htm
http://blog.livedoor.jp/lightroom0430/

厚生労働省の統計によると日本の「貧困率」は全世帯で「15・7%(07年)」に
も達するそうです。とりわけ、心配なのが今後の年金生活者の暮らしだといわれ
ています。日本の年金制度は「マクロ経済スライド制」が導入されたために、今
後、年金生活者の大半は公的年金制度だけでは現役世代の半分以下の収入になっ
てしまう可能性があります。現役世代の半分以下の収入ということは「貧困層」
の部類に入ってしまうため、日本人の老人の大半は貧困になってしまう可能性が
あるということです。

特に、心配なのは女性の1人暮らしです。すでに、現時点で65歳以上の単身女性
の5人に1人が貧困層になっている、というデータも発表されています。現在の年
金制度では、夫亡き後の妻の大半が「貧困層」になってしまう可能性を秘めてい
るというわけです。しかも、女性は男性よりも平均で5年も長生きするため、夫
婦間の年齢差も加味すると、7~10年もの長い歳月を女性は貧困層のまま余生を
暮さなければならない運命が待っているかもしれないと言うことです。

本書では、これまでの常識にとらわれない、貧困層に陥らないための様々なノウ
ハウを盛り込みつつ、新しい老後の暮らし方を紹介しています。たとえば次のよ
うな方法で老後を過ごすことをお勧めしています。

・老人過剰時代の中で、よりよい年金生活のためには発想の転換が必要
・「おひとりさまの老後」には金がかかる
・「夫婦二人」でないと非常に厳しい老後になると覚悟すること
・年金生活に入る前に家を手放すという選択肢も
・自宅を賃貸にして、自分たちは住居費の安い田舎で暮らす
・一番現実的なことは「働き続けること」
・田舎で自給自足するのもいいが準備は完璧に
・移住支援システムを最大限に活用しよう
・競売物件でアパート経営、年金以外の収入源を確保する
・海外で暮らすなら日本に拠点を残す
・海外ロングスティ一番人気はマレーシア
・リバースモーゲージをつかって財産を残さず老後を過ごす
・いざとなったら「生活保護」に頼れ
・高齢者同士で寄り添って暮らす老人コミュニティもある

日本の公的年金制度は25年間も加入しなければならず、しかも公的年金だけでは
食べてはいけなくなってしまうのが現実です。しかも、今後は少子高齢化で、そ
の公的年金制度も財政的な負担は避けられず、いつまで頼りになるか分かりませ
ん。1000兆円といわれる財政赤字によって、金利上昇、円暴落、インフレといっ
た事態も高い確率で予想されています。公的年金では食べていけない時代がやっ
てくることが予想されるのです。実際、現時点でも「国民年金」だけでは食べて
いけない現実もあります。
原則として国民年金受給者の収入(夫婦合わせて月額約12万円)をベースに、自
分の財産を使い切って暮らす方法を提案しました。
ぜひ、ご一読を。

 

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