タイSET指数が2%超の上昇
本日のアジア株です。
マレーシアのFTSEブルサマレーシアKLCI指数とベトナムのVN指数が前日よりも下げたほかは、上昇して取引を終えています。
なかでもタイのSET指数は、前日より2.05%と大きく上昇し、1年8カ月ぶりの高値をつけました。
個別銘柄の動きを見ると、資産規模第4位のカシコーン銀行が5.21%、資産規模第3位のサイアムコマーシャル銀行が4.79%、金融持株会社のタナチャート・キャピタルが4.20%、銀行最大手のバンコク銀行が3.56%上げるなど、金融関連株の上昇が目立ちました。その他の業種では、タイ食品最大手のチャルーン・ポーカバン食品が7.69%、石油化学のPTTケミカルが5.60%上がっています。
タイの証券市場には、外国人投資家の資金が流入しているようです。「ウォールストリートジャーナル」によると、先月は353億バーツ(約989億円)の資金が流入しているそうです。
とはいえ、タイではタクシン派団体の反独裁民主戦線(UDD)のデモが続いています。UDDは明日(20日)、バンコクで大規模なデモを行うとしています。
そのUDDですが、「集会参加者の一部が、財務省が税金を投入して株価を釣り上げているのではないかと推測し、タイ証券取引所に対して回答を求めた」というニュースが出ています。証券取引所のパタリヤ所長は、「タイを含めたアジア各国の経済状況が好調であること、上場企業の業績が好調だったこと、政治集会が平和的に行われていること」などを理由としてあげたようです。こうなると疑心暗鬼という感じですよね。
話は変わりますが、「中国証券報」によると、中国の証監会は、信用取引の試行資格を国泰君安証券、国信証券、中信証券、光大証券、海通証券、広発証券の6社に対して認可したそうです。信用取引の試行プログラムは徐々に参加会社を広げていくようで、第2段階ではこの他の5社を認可すると報じています。試行段階とはいえ、信用取引ができるようになることで中国本土の市場はどう変わるんでしょうか? とても気になるところです。
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