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2010年3月 8日 (月)

今週の豪ドル見通し:津田

(豪ドル日足)
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(豪ドル円日足)
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先週の豪ドル見通し

先週の相場レンジ AUDUSD 0.8935-0.9092 AUDYEN 79.21-82.28

先週豪ドルはギリシャ問題の成り行きを見ながらの不安定な動きとなったが、最終的にはリスク回避の動きが後退し、世界的に株価も上昇基調で終わったことから、豪ドル自身週中高値圏に上昇して越週した。ギリシャ問題は依然としてギリシャがユーロゾーンに残ることを疑問視する見方が根強いが、追加財政赤字削減策の発表とギリシャ債入札が好調であったことから、市場の不安感が徐々に後退しユーロも週中安値1.34台から1.36台を回復した。
国内ではRBA理事会における25bpの利上げ、Q4GDP、1月小売売上高の強い数字などが景気格差面から豪ドルをサポートした。また悪天候で悪化が予想された米国2月の雇用統計は予想を上回り、市場に安心感を与えNYKダウは高値圏で越週した。

今週の豪ドル相場

予想レンジ AUDUSD 0.9000-0.9200 AUDYEN 81.50-83.50 

今週も引き続き豪ドルの動きはユーロ次第であろう。ギリシャ問題/南欧問題が焦点。解決に向かうようであれば、一層リスク回避の動きが後退する可能性がある。シカゴIMMの通貨ポジションに見られるように、ユーロショートポジションがかなり膨らんでおり、テクニカル的にも”鍋底”を形成しつつあるなど、ユーロ反発の糸口となる可能性がある。逆にギリシャ問題のこじれ、あるいはその他南欧諸国の問題がクローズアップされるようであれば、ベアーマーケットが継続することになる。豪州国内では木曜日の2月豪雇用統計が注目される。(予想+15千人、前回+52.7千人、失業率予想5.3%、前回5.3%)。豪ドルは金利格差、景気格差から引き続き相対的な堅調地合いを維持しようが、リスク回避の動きが鎮静化しない限り足元は上値も限定的であろう。

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