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2010年3月 9日 (火)

為替悠々91、介入の巧拙

「為替悠々91、当局等 (続々―介入の巧拙)―月末の介入額公表が面白い、運用成績も公表を。」

 他の業界同様、民から官への動きは為替業界でも起こり、介入がないと出来高が増えないようになってきた。介入がないと1日出来高100億ドルの壁は厚くなった。いろいろ介入手法を変えてやっているのは聞こえてくるが、やはり重要なのは結果であり、費用対効果を問題にしなければならない。

 介入はゾーンデフェンスのような形で今のところ117118円あたりに最終ラインを置いているようだ。はしゃいで押し上げてはいかない。しかしその金額から言えば結構値の張る介入のような気がする。年棒の高いデフェンスの布陣だ。

 利回りに苦しむ生保が積極的に為替ノンヘッジの外債投資を行わないので、当局が肩代わりしている。当局の外債運用であり、そのコストはゼロ金利に近い為券である。最近 平衡介入の情報開示が積極的に行われているのは喜ばしいことだが、毎年毎年の運用利回りも出してある程度は還元すべきであろう。生保の損失補てんでも良いが、政府事業の損失補てん候補は限りなくあるゆえ抽選でもいいのだろう。ただ外貨で持ったままで活用しないでいるより国民の為に使ってもいいのではないか。(為替リスクがあるなら外貨のまま使えば良い。もったいないアイドルマネーだ。) 介入はやらなければいけないが輸出国にそもそも外貨準備は不要の筈であり益は使い損は責任をとらねばならない。

シンガポール政府の運用機関であるGSICは 数年前 その運用利回りが下がった時、新聞に謝罪広告を載せた。それくらいの責任感をもってますます情報開示されることが望ましい。他の省庁のように真っ黒なマジックで塗りつぶされる情報ではなく、WEB SITEに堂々と載せて欲しい。国民の税金からの給与である以上よほどのことがないかぎり 役人には黒マジックは売ってはいけない。

  

米下院中小企業委員会は、アジア勢の為替操作が米国の中小企業や輸出企業にどのような影響を与えているかを調べるため、日本時間26日午前3時から公聴会を開催している。自動車業界など製造業者の間で日本が大規模な市場介入によって円相場を人為的に押し下げているとの批判が高まっている影響だという。 

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