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2010年3月 8日 (月)

為替悠々89、アジア共通通貨

「為替悠々89、アジア共通通貨」

APECでは、アジア通貨圏構想、日本円を基軸通貨にするという構想が出たようだが、本当に達成して欲しい.本紙では、アジア共通通貨として新通貨「ニーハオ」を既に提案している.

それはともかく、ユーロの会員権を買えない、審査で落ちる、日本円がアジアをまとめる事ができるのだろうか.ユーロでいえば、参加国選定の基準となる「4条件5項目」が日本は達成できるのだろうか。英国のように、まとめ役をやって、自国は参加しないということであろうか.

ユーロ加盟の4条件5項目以外に、税金、物価、流通制度、談合、ディスクロージャー、公共料金、特殊法人制度、エトセトラ、エトセトラ、日本とは別世界の制度をシンガポールや香港は使っている.もし統一経済圏ができればすべて日本の制度は劣悪で、他のものを採用することになろう.その前に博多とプサンにトンネルを作ることだけで、物価の水準でも合わせたい.

でも前向きになること、方向性をつけることは良いことである.国会で儀式のような議論を続けることなく、ユーロや「ニーハオ」に入れることだけを目標にした方が、具体策が出るし、目標がはっきりし、国民も納得しよう.

しかし、G-7やサミットと同様、APECも良いことを議決しても 結局は日本にはけっして持ち帰らない議題ばかりである.国会には国際会議の議題は持ち込んではいけないという 法律があるようである.

アメリカを代表に ユーロランドにせよ、先進国では固定相場や安定相場への動きがあり 為替リスクを軽減しており、日本だけが 完全変動相場制 で自国通貨を貿易に使えず、高利回りを求めて資本の流出のある国では、相場が安定する事はない。またすぐドル円は動きだす。

日本人の取引する円は「生活円」であり、米系ファンドや海外富裕層が取引する「投機円」ではない。生活を続ける限り為替取引は泉のように湧いて出てくるので、一時的に均衡している需給が崩れればまた忙しくなるであろう。

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