為替悠々88、無需拡大
「為替悠々88、無需拡大」
G-7の声明は何であろうか。 壊れたレコード針のように、「内需拡大」「円の国際化」「市場開放」を再び聞くのであろうか。 どうやら 漢字が違うようだ。 「無需拡大」「円の国債過」「私情開放」ではないか??
1. 貿易統計で見られるように、輸入はまったく増えない。 内需は無需。-無需拡大
2.円は国際的に使われない。 でも円の国債は過剰発行-円の国債過
3.市場は開放されない。一部族議員、特定業者の私情がからみ既得権を離さず、醜い私情だけが露呈する。-私情開放
ハンディ三兄弟 に こわれた蓄音機声明では、 我々は 年金旅行団には加われない。
すべての 責任が為替に向けられ、身に覚えのない 円高不況となる。円を買っていれば、円を強くすれば外人は騙せる。先送り出来る。 でも為替はゼロ円まで余裕があるが、金利は土俵際だ。
頭が痛ければバッファリン、風邪ならルル、お腹が痛ければ正露丸。何を飲めば良いかはその家、個人によって違うが、風邪で正露丸や大田胃散は飲まない。
円高は経常黒字が原因であることが明白であるが、けっして輸出を減らし、輸入を増やす政策は取られない。通商政策の改革が必要だが、金融政策の変更で対処してきた。通産省こそが動くべき官庁であるが、大蔵省、日銀が東奔西走する。肝心の通産省は大臣が協調介入はやらないと言って円高をはやし立てる。
黒字が増えるから円高になるが、円高になれば黒字が減るわけでないことは歴史が証明している。むしろ歴史は円高になると黒字が増えることを教えている。また金利や介入が貿易黒字を調整できるわけでもなかった。
今どこが痛くてどの薬を飲まなければいけないのか。動くべきは通産省であり、通産大臣である。
本日は日銀金融政策決定会合があるが、何をやっても、やらなくても 日銀は苦しい立場に立たされるであろう。 すなわち頭が痛いのに正露丸を使うからである。
もっとストレイトに腹が痛いときは正露丸を飲める国にしよう。先進国の誇りがあるなら、ただ何に使われるか分からないODAより、透明に輸入を増やし他国に貢献することも必要である。
円高はいかにも大蔵省、日銀の管轄であるように見えるが、根源は通産省にある。JETROという団体があるが、元々日本輸出振興会といっていたものが、批判もあり日本貿易振興会となった。今何をなさっているかは分からないが、やるなら日本輸入振興会であろう。JITROとなる。
通産省は円高を批判したりもしているが、もし貿易産業を管轄する自負があるなら、原因は自省にあり。大蔵省、日銀だけの責任にするのはおかしい。戦後、官民一体となって輸出傾斜したなら今度は通産省にイニシアチブを取ってもらいたい。日銀のせいではない。
円高の問題は通商政策にあり、けっして金融政策ではない。通商問題を金融政策で解決しようとする試みが、本日、日銀金融政策決定会合で行われる。
一票の格差は最高裁でも違憲とする判事が5人も出始めたが、都市民が地方民より価値が半分しかないことに怒らなければ、また地方民のように選挙に行かなければ改善しない。
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