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2010年3月 5日 (金)

為替悠々87、火車是誰?

「為替悠々87、火車是誰?」

前回(昔の前回です)、週末のワシントンG-7では二大通貨であるドルとユーロの関係が2月のフロリダG-7の「秩序ある相場が望ましい」の声明どおりにユーロドルが1.29から1.19へ下落しているので議題にはならないと述べたが事前の当局や関係者のコメントもそのようだ。

米国だけが世界の機関車であり日本はいつも客車のようだ。経済においても政治においても、イラクにおいても。

それについても昨日スノー財務長官が「米国だけが世界景気のエンジン役を務め続けていることは出来ない。」としてドイツやフランス、日本などの経済成長の加速を求めた。この議論は85年以来 続いている議論であるが 運転手と車掌の役割は変わったことはない。古い歌だが常に日本は米国に対し「運転手は君だ。車掌は僕だ。」 米国はあまり汽車がポピュラーではないのでエンジンという言葉を使うのだろう。

ただ今や別の中国と言う機関車が現れたことは確かだ。この中国の「火車」(中国では汽車は火車と言い、日本の自動車は汽車という。)は去年は爆走したが今年は石炭がきれている。株価は年初来戻しもなく下落している。日本の証券会社は中国向け投信を売り出したり、雑誌の広告では「100万が1億円になった」とかあるが 実際は暴落とでも言っても良い下がり方だ。中国当局は準備金比率を上げたりして景気の過熱を冷やしているようだ。輸出優遇税もカットされた。この辺が響いている。また最近のドル高イコール人民元高であるので為替相場ではあまり批判出来ない。まして日本は中国へも輸出超である。柔軟な相場すなわち人民元に対して円高にするのは日本である。

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