為替悠々86、機関車か客車か
「為替悠々86、機関車か客車か」
(昔は日本は世界経済の機関車になれとよく米国から言われましたが、結局30年も内需拡大出来ずに外需に頼り、機関車役は中国へ)
週末のG-7では為替は問題にならないとの見方が強い。ドル対ユーロはフロリダG7の1.29台から1.19台に下落しているのでまさに声明どおりに調整された。ドル円は同期間ほぼ変わらずであるがマイナーな問題であろう。 議論されるのは成長のことであろう。米国4.5%、日本3%、ユーロ圏1.7%、中国9.7%が今年の成長率予想だが、これは米中がやはり原動力となっている。米国としては日本には外需拡大ではなく内需拡大、規制緩和を欧州には金融緩和、規制緩和を求めるだろう。
80年台によくG-7で議論になった「日独機関車論」だ。 日本の長期金利は上昇し始めており超金融緩和出口論も議論されているが、厳しく継続を求められるだろう。 日米貿易不均衡を是正するとすれば米国の金融引締め、日本の金融緩和なので当然であろう。再び80年台のリバイバル声明が出るのだろうか。介入も停止していることもあり、無駄でも金融緩和を形式的に続けざるを得ない日本である。
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