為替悠々116、クッキー、ピラフ、為替政策の大きな転換
「為替悠々116、クッキー、ピラフ、為替政策の大きな転換」
プラザ合意以降採られてきた為替政策は 貿易不均衡の是正を円高によって調整することであった。米国保護主義派の圧力が大きく米国本位であった。
現在は 日本経済回復に重きが置かれ、デフレ克服を課題としている。また漸く対外純資産の減価を防ぐことも目的となっているのであろう。円高により製造業者のみならず 個人を含めた機関投資家も破綻に追い込んだからである。
日本程為替で悩んでいる国(右往左往している国)はないであろう。米国は基軸通貨ゆえの強み、ユーロ圏は永年の努力により為替リスクを克服してきている。 為替相場安定への日本当局の努力には敬服するところがあるが、その前に円高でも喜べる社会制度を作るべきである。
取引先の小麦商社の方に聞いたが、やはり関税が300%程度かけられているそうである。
さらに円高になっても庶民にはまったく還元されず、その益はプールされる。(高速道路と同じ)。
海外より諸税金は安いと政府は言うが、実際米国民より倍のパンを食べているわけで実質消費税は5%プラス関税200―300%となっている。 米は1005%と考えればよい。これはドル円が80円になっても同じ負担を強いられる。プール金が増えれば農業の方が転作する必要はなくなる。 法外な関税を安くする方法は加工製品を輸入することだ。(小麦ならクッキーにして 米ならピラフにして、輸入してからまた分解して元の小麦、米に変えればよいとの話もあるそうだ。―)
こんな複雑な税制(関税)を考えるほどまで頭は良くなくてもいいのではないだろうか。単純、簡素でなければならない。
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