為替悠々114、二つの補助金負担は続く
「為替悠々114、二つの補助金負担は続く」
日本は戦後ガット体制から大きな利益を得たが、ガットの理解が不足しウルグアイラウンドでは農業交渉に協力しなかった。コメなど農産品が長い間保護を受け国際競争の枠外に置かれてきた。(コメの関税は490%と言われる。)
日本は農業に関する限り計画経済に執着しガットの市場経済の規律が農業に及ぶのを阻止してきた。それでは農業が衰退するしかなかった。(以上「WTOとFTA」 高瀬保著=東信堂 より抜粋)介入は輸出業者への補助金とも言われるがそれは農業に市場経済を適用しないことから出さざるをえない補助金を埋め合わせるものである。農業が自由化されればその分の外貨買いが増えることもあるし、安い産品を入手出来るので円高への不満は和らぐ。国民は農業の補助金と輸出業者への介入という名の負担の両方を負わされている。一つをごまかすと他にも及ぶ。
デフレ経済では 国内に金が回らないわけで国外のお金も国内に引き戻される。新規の海外投資も行われなくなる。ソフトランディングを狙う今のような巨額介入はかなりの長い期間継続しなければならなくなる。中曽根総理の時代は「バイ アメリカン」という言葉も作られ輸入促進が図られた。さらに不均衡が拡大した今は何も聞こえない。農業であれ、道路であれ、官製旅館であれ保護されすぎた計画経済は崩壊しよう。
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