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2010年3月23日 (火)

為替悠々109、一票の格差、野球と政治家

「為替悠々109、一票の格差、野球と政治家」

甲子園の高校野球の話であるが 一票の格差のように 30校から1代表の県と200校から1代表の県がある。いかにも不公平であるが甲子園に行けばやはり実力の勝負になる。少数県の代表はなかなか勝てない。 さらにその上の段階がプロとすれば多数校から選ばれた代表がある県が多くプロ野球選手を排出している。大阪77人 神奈川 44人等。 一人もプロ選手を出していない県もある。このように 最終的には実力でチェックされる。システムは健全に機能している。

しかし政治家は違う。 野球で言えば少数県で選ばれた代表がそのままプロの実力者、支配者となる。 選挙が最終目標なのである。政治家の実力、政策より いかに選ばれるか、いかにこの選挙制度を活かすかにかかっている。投票で都市民の倍の力を持つ農村に地盤をもつ自民党議員が勝ち、選挙に多く当選したものが首相ならびに大臣の要職につく。

さらに世襲制度や養子縁組制度でも選ばれる。 甲子園も世襲制度で、プロ野球選手も世襲制度で選手を選べば誰も野球を見なくなるだろう。 幸運なことに日本のプロ野球は極一部そのような傾向があったが、大方実力通りに選手起用がなされているようだ。

  政治は実力とは違う、一票の格差の利用、農村地盤の確率、都市からは出馬しないこと、世襲制度の活用が重要で それができたものから順に政治の要職につくようである。 政策や頭のよさは別である。 オバチャンパワーや消費税反対、増税反対でたまに都市に基盤を持つ政党が勝つが、アイドルの歌と同じように一時的である。 やはりこの日本独自の選挙制度、多数決制度を利用する自民党に分があるようである。

都市民の実力を自民党にわからせれば、工業製品も政府が米のように高値で買ってくれるかもしれないし、もっと都会に箱物を作ってくれるかもしれない。いやいや実力通りの真の多数決で選ばれた首相が誕生するかもしれない。

何を言いたかったのかと言えば、2極化、一人勝ち、グローバル水準で真に価値のあるものが出てくる傾向なのに、首相はちょっと違う、日本独自の方法で、けっして政治の実力者、人気者が選ばれているわけではないようである。

一票の格差をなくせばかなり生活が変わると信じる。日本の多数決は田舎に住めば2票、都会に住めば1票という、前時代的なカースト的民主主義である。

ムーディーズによる日本国債格付け引下げ方向見通しで円は110円となった。その後の関係者のコメントも相場同様興味深い。

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コメント

やはり『一票の格差』ならぬ『一勝の格差』に言及するブログがありましたか・・大発見です。僕も、このような『格差』が問題にされないまま野球留学などが行われているのはどうかと思っていました。しかし野村氏のおっしゃるようにプロにいくとこのような『格差』は是正されてほぼ実力通りになるから問題はない、というのは少々変ではないでしょうか?高校球児のうちでドラフトで騒がれるような選手は一握りですし、その一方ではイチローのように高卒時のドラフト下位の選手がプロに入ってから大活躍する例もあり、甲子園で矛盾を味わったすべての球児がプロ球界の実力主義の恩恵を受けるとも限らないので高校野球特有の問題がプロに行けば解決されるわけでもないと思いますが・・・

投稿: 兵庫代表 | 2010年11月29日 (月) 16時40分

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