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2010年3月16日 (火)

為替悠々101、不要の外貨準備の積みあがり

「為替悠々101、不要の外貨準備の積みあがり」

 FTに中国が外貨準備抑制策をとるとの記事があった。中国の外貨準備は4000億ドルを超えてきた。SAFE(中国国家外為管理局)局長も外為制度の改革を強化すると改革している。これが人民元切り上げにつながるかどうかはわからないが その方向への一歩かもしれない。 ドルペッグである為、1ドル8.2760-8.28を維持する為に1日あたり6億ドルの介入をしていると言われている。 切り上げ観測から中国企業のリパトリも始まっているからだ。

 世界で断トツの日本の外貨準備は8000億ドルを超えた。1970年代はほぼゼロであった。日本の高度成長での貿易黒字の急増に並行して行われた日銀財務省の円売り介入が世界最大の外貨準備を築き上げた。

 外準が180兆円ある対外純資産の半分近くを占めている。財務省こそ最大の機関投資家であり、円高リスクが一番大きくとっている。借金をしての海外投資であるから円高は損失だ。しかし日本経済を支える為である。いっそのこと輸出生保補助金とかドル安見舞金、あるいは日本政府投資公社に名前を変えてもいいのではないか。為替リスクが起きれば税金から費用として計上されこれも公的資金による外貨保有者への補填だ。ふつう国民は公務員、銀行、生保に所属しないので銀行に賦与される公的資金の受給者にはなれないが、外貨を保有すれば確率は薄いが、円売り介入によってそうなる可能性(日銀財務省が為替を円安誘導してくれて利益をもたらせてくれる)もある。一度でも公的資金的のものをもらってみたいものだ。

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