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2010年2月22日 (月)

今週の豪ドル相場:津田

(豪ドル日足)
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(豪ドル円日足)
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先週の豪ドル相場

先週のレンジ AUDUSD 0.8848-0.9036 AUDYEN 79.75-82.52
先週はギリシャ問題もEU財務相会合である程度の道筋が確認されたことから小休止。米価株価は上昇し、商品相場も堅調に転じ、リスク選好の動きから豪ドルも90セント、82円台まで上昇。また市場の焦点は米国の金融政策に移った。前週バーナンキFRB議長は出口戦略に一歩踏み込んだ発言をしたが、木曜日にFRBが公定歩合を25BP引き上げTAFの最低応札金利を0.5%引き上げたことから出口戦略への期待感が高まり”ドル高・円安”地合となった。「金利正常化の一環で金融政策の変更ではない」との声明であったが豪ドルは88セント台まで下落、一方豪ドル円は81~82円台と堅調を維持した。
ただ週末に向けてユーロや豪ドルにもポジション調整の買戻しが見られ、豪ドルは90セント台手前、82円台の高値圏で越週した。

今週の豪ドル相場

予想レンジ AUDUSD 0.8800-0.9100 AUDYEN 81.00-84.00
今週も豪州国内要因よりは、ユーロ圏の信用問題や米国金融政策に市場の焦点が集まる。ユーロ関連指標では独IFO(火)、独Q4GDP改定値、GFK消費者信頼感指数(水)、独失業率、ユーロ圏消費者信頼感指数(木)、ユーロ圏CPI(金)と盛りだくさん。
また米国金融政策を占う上で水・木の上下院におけるバーナンキFRB議長の半期金融政策報告と水曜日のガイトナー財務長官の2011年予算に関わる議会証言が注目される。また金利動向に影響を与えるファクターとして米国債入札(30年物価連動債-月、2年債-火、5年債-水、7年債-木)も注視される。
米国の出口戦略が今後の大きな焦点となり、その鮮明化は米ドル買戻しを活発化させ”ドル高・円安"傾向が継続する可能性がある。ただファンダメンタルズ、金利格差から言っても、豪ドルは対欧州通貨でも優位にあり、米国の出口戦略から豪ドル米ドルが大きく下落する地合でもない。また豪ドル円は円安地合が継続する場合は堅調地合いとなろう。

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