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2010年2月15日 (月)

反騰はつづくのか? : かかし

 先週は、それまで3週間にわたったかなり大きな下落から抜け出して、やっとのことで反騰に転じたという感じです。

 日経平均株価は0.35%と僅かながらも上昇して1週間を終えました。ダウ平均株価も0.87%上げています。

 いつも指摘していることですが、日米の株価連動性の高さが目を引きます。

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 それではこれからは? 果たして、反騰は持続すると見て良いのでしょうか?

 正直なところ、不透明要因も多く、判断に苦しむところです。しかし、上昇を続けることを期待して良いのではと考えています。先週は「反騰の可能性を探る」と書いたのですが、基本的にはその見方を変更しないということです。

 なぜそのように考えるのか? その背景には、先週金曜日の米国株式市場の動向があります。

 ダウ平均株価はマーケット開始直後から大きく下げて、一時160ドルを越える下落幅に達しました。ギリシャに対するEUの支援策に具体的なものが含まれていないことに対する失望感や、旧正月前には金融引き締め策が発動されないだろうという期待に反して、中国人民銀行が市中銀行の預金準備率を0.5%引き上げたことなどが、ダウの重石となりました。

20100212

 ところが、その後回復に転じます。プラスにこそなりませんでしたが、45.05ドル、0.44%まで下げ幅を縮小して大引けを迎えています。つまり、マーケット開始直後の安値から115ドルも上昇して終えたわけです。

 ということは、これまで世界中の株価を引き下げてきた3つの要因、つまり(1)米国の新金融規制、(2)欧州の財政問題、(3)中国の金融引き締め、のうち、少なくとも2つの要因(欧州と中国)については、マーケットがかなり織り込んできたと推測できる状況になったということだろうと考えています。

 ナスダックに至っては、これらの不安要因よりも、フィラデルフィア半導体指数の上昇を好感して、先週金曜日には6.12ポイント上昇しています。

 さらに興味深いのは、シカゴ・オプション取引所のVIX指数。欧州や中国の悪いニュースにもかかわらず、5.13%と大きく下落しています。投資家のリスク許容度は低下するどころかむしろ高まりました。投資家心理の改善を示唆しているわけです。

Vix20100212

 というわけで、このような動向を背景に、日経平均株価の今後の動向は、予断を許さないのですが、反騰が継続する可能性が高いと考えています。

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