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2010年2月22日 (月)

ふたたび、反騰は続くのか? : かかし

 先週の日経平均株価は0.31%と僅かながらも上昇しました。不透明な経済環境にもかかわらず、2週連続して上げたことになります。

 さて、今週はどうでしょう? 反騰は続くのか?

 油断はできませんが、反騰は続くと考えています。その大きな理由は、今日(22日、月曜日)株価がかなり上昇する可能性が高いことです。それが週間ベースのパフォーマンスの底上げに寄与すると見ています。

 実は、先週金曜日に日経平均株価は2.05%の急落となりました。その下げがなければ、1週間で2.4%程度の上昇となったはずです。

 急落の理由は、米公定歩合の引き上げ。発表後にNYダウ先物価格が大きく下げたことが、マーケットの心理を冷え込ませたようです。週末の手仕舞いの動きが下げを加速しました。正直なところ、私は公定歩合引き上げのインパクトがここまで大きいとは考えられず、下げについていけませんでした。反省しています。(スケアクロウ投資経済研究所の「今日の株式市場を振り返る 2月19日」をご参照ください)

 ところが、その火元である米国株式市場の金曜日の動きは落ち着いていました。下げるどころか、前日比9.45ドル、0.09%の上昇で終えています。(この部分の詳細もスケアクロウ投資経済研究所の「米国株式市場を振り返る 2月19日」をご参照ください)

  この結果、先週は日経平均株価が0.31%の上昇にとどまったのに対して、ダウ平均株価は3.00%と大きく上昇しています。

20100222

 どうも、先週金曜日に日経平均株価は過剰反応して急落した可能性が高く、今日は反騰が期待できそうです。

 今週は、1月の消費者物価指数や鉱工業生産動向など重要な経済指標の発表が予定されていることに加えて、春節開けの中国株式市場の動向や、週央のバーナンキFRB議長の誤解証言などもあって、気は抜けないのですが、現時点では急激な市場変動を引き起こす状況は想定していません。

 ここで、先週金曜日の株価急落の意味を考えておきたいと思います。

 急落の引き金は、米公定歩合の引き上げが、本格的な金融引き締めのシグナルと見たことにあるようです。その前日には1月の生産者物価指数がコンセンサスを大きく上回って上昇していましたし、何ともいやな感じでした。NYダウ先物が急落したことも、市場心理を冷却したようです。

 しかし、FRBも指摘しているように、過熱した景気を鎮めるような目的のものではなく、実体経済への影響を極力抑えた、金融機関の資金繰りに関連する措置であったと考えるのが適切であると見られます。

 FRBの要人から、これが金融引き締めを意味しないとの発言が相次いだことも、金曜日の米国株式市場の落ち着きを促したようです。

 考えてみれば、2002年10月に連銀窓口貸出制度を改革して、2003年1月から公定歩合をFFレートより高い水準に維持するシステムが確立している中で、公定歩合をもう少し高めにしておきたいとするのは、バーナンキ議長がたびたび指摘してきたことにほかなりません。

 したがって、金融引き締めと大騒ぎをして212円の急落を演じた日経平均株価は過剰反応であった可能性が高く、世界のマーケットを見渡しても、香港を除いて落ち着いた反応を見せています。

 というわけで、今日はその反動が期待できるのではと考えています。

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