インド 2010年度予算案発表で株価上昇
本日のアジア株です。
上海総合指数が0.28%下落したほかは上昇して引けています。3月5日から開催される全国人民代表大会で2010年の政策方針が発表されるのを控えた様子見でしょうか。
インドネシアとマレーシアはモハメッド聖誕祭で休場です。
なお、インドでは本日、2010年度(2010年4月~2011年3月)予算案が発表されました。
注目されていた財政赤字については、2009年度が4兆1400億ルピー(約8兆160億円)で対GDP比6.9%だったのに対し、2010年度は3兆8100億ルピー(約7兆3770億円)で5.5%に縮小する見通しを示しています。
2011年度は対GDP比4.8%、2012年は4.1%になるとしています。
2010年度のGDP成長率は8.5%となる見通しを示し、政府保有株放出や3G携帯電話免許で歳入を増やすとしています。
ちなみに、インドでは今年60社を超えるIPO(と言っても政府保有株の一部放出のようですが)が予定されています。
2010年度予算案では、景気刺激策は縮小する一方、1兆7300億ルピー(約3兆3500億円)を投資し、インフラ整備を拡大し、インド政府が目標とする9%成長に戻すとしています。また成長が続くことで所得が増え、消費も拡大するとしています。
予算案が発表されると株価が上昇し、センセックス指数は前日の終値より1.08%高く引けています。
上昇が目立ったのは銀行関連と自動車関連などです。
ICICI銀行は2.4%、HDFC銀行は1%、ステイト・バンク・オブ・インディアは3.2%上昇。
タタ自動車は6.3%、マルチ・スズキは4.5%、トラクター会社のマヒンドラマヒンドラは5.1%上がっています。
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