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2010年2月22日 (月)

為替悠々69、いつの時代も 政府の借金=国民の借金

「為替悠々69、いつの時代も 政府の借金=国民の借金

 1929年のニューヨークの暗黒の木曜日直後に金解禁を強行した井上準之助や再禁止を投機しドルロングポジションを造成し政府の統制売り(介入)に対抗し儲けた三井財閥の団琢磨などが暗殺された後、インフレとなった。デフレを克服した高橋是清も軍事費増大は拒否し暗殺された。その後は軍部主導で戦時費国債を増発し日銀は国債を大量に引き受けた。また「隣組」組織には戦時国債の割り当てが行われた。買わないものは「非国民」とされた。

現在、国民は国債を買わなくても「非国民」とは非難されないが、預金や貯金をしている銀行、郵便局はそのお金で国債を購入しているので状況は同じかもしれない。

 戦時国債は400倍のインフレで政府の債務と国民の債権は消え去った。さて現在の巨額政府債務はどうなるのだろう。どう転ぼうと国民の負担になるのは変わらない。

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