為替悠々68、隣の金は大切、隣の裏の親戚の金は使ってしまえ
「為替悠々68、隣の金は大切、隣の裏の親戚の金は使ってしまえ」
もし政府公務員が顔見知りのお金を使うなら大切に使い、余れば返すであろう。しかし見知らぬ人のお金ならそういう気持ちにはならないし、余っても使ってしまうだろう。自分の肉親のお金なら 馬は買わないし、アニータにもあげるわけがない。そこまで極端は少ないと思うが大体はそんなものであろう。堂々とやっている、損をすれば民間に払い下げする温泉などを見れば。毎年予算が同じような金額になるのも不思議な話だ。また毎年全部使い切るのも変だし戻しがあってもいいと思う。
先週 公的年金などの運用を非難したが、シンガポール リークアンユー元首相は GSIC(政府投資公社)が前年度の運用を下回ったときは 新聞紙上で国民に謝罪したのである。日本のように黙って保険料を上げるのとは違う。一応 なぜ失敗したかは公表しないと次の成功にも結びつかない。「株を買ってやられたので 黙って見ていました。」でもいいのではないか、翌年からは 黙って見ずに声でも出すかもしれないし、あがれ、あがれと祈るかもしれない。何もやらないよりはましだ。
失敗したら責任をとるのであり、あのアルゼンチンさえ 来月 日本のアルゼンチン国債保有者に説明会を行う。日本政府には国民への説明会はない。
アニータに騙された事を馬鹿にしたが 私も エビータ(アルゼンチン女性大統領―女給から大統領になった。)にやられたわけで説明会に参加しようと思う。(でも何故 南米の女性は「タ」がつくのだろう。アニータ、エビータ、セニョリータ、ビオレッタ?、男のようだ。) 日銀福間理事は懸命にもアルゼンチン債には手を出さなかったと著書に書いている。理由として 当時のアルゼンチンドル債を円にスワップするともっと高い利回りになったという。 どこかで誰かがそのサヤを抜いていたようだ。日本の個人は甘く見られている。多分 7%くらいであったように思う、実際の発行は5%台であった。
今や中南米諸国の資金調達は債券である。銀行(貸出)は手を引き、広く世界中の個人から資金を集めている。個人の集まりでは債務返済計画も難航するであろう。返済できなければ土地でも牛でもタンゴのレコードなど物納でもかまわないのだが。マラドーナの神の手のサインも欲しい。
ちなみに アルゼンチン債は現在57%程度であるが、日本の証券界はもう個人に売ってくれないようだ。高い時(利回り低い)は売っても安い時(利回り高い)は売ってくれない。変?。
(参考―ブラジル18%、メキシコ8%、トルコ10%、ロシア6%、南アフリカ5%、フィリピン8%、韓国 4%、 南アとロシアは利回り急低下である。)
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