為替悠々59、円建て比率、自国建て通貨比率
「為替悠々59、円建て比率、自国建て通貨比率」
先進国の輸出入決済における自国通貨建て比率は以下の通りである。
(カッコ内は輸出、輸入の順)
英国(51.9%、39.9%)、ドイツ(72.5、50.7)、フランス(49.6、47.7)、イタリア(41.7、40.0)米国(92.0、80.7)、日本(34.9、24.2)
ドイツ、フランス、イタリアはユーロ導入前の数字である。それでも日本より高い。導入後はさらに比率が高まっている。米国は基軸通貨ドルの恩恵を受けている。いや恩恵を受けていることさえ感じていないかもしれない。ひょっとしたら米国人はドルと異なる通貨があることも知らないかもしれない。米国の輸出入業者には、為替部門は不要だ。エクスチェンジする作業はない。そのような有利な立場にいる人々と為替相場を公平に議論しなければならないのだろうか。
日本を始めアジア諸国は貿易黒字国では本来不要な外貨準備を貯め込んでいる。
直接為替リスクのない米国に為替相場の方針のお伺いをし、ドル安地合でもドルの残高を増やす。
今、中国は米国の柔軟な相場への要求に抵抗し、独自の意見を主張している。イラク戦争同様抵抗しない国と抵抗する国の二つに分かれそうだ。 ユーロ誕生はある意味では米国に反旗を振りかざした。日本は明治以来言われるままなのだろうか。米国が中国に人民元は安すぎると言えば日本は鸚鵡返しで中国に伝達し、結果としてそのこだまに打たれてしまう(現在の円高)のだろうか。
世界貿易 米国 48.0% 日本 5% 欧州 31.0%
外準 米国 57.1% 日本 4.9% 欧州 22.4%
日本の貿易に関わる 円使用度
輸出 35.8% 輸入 22.6%
自国通貨貿易使用度
米国 輸出 96.0% 輸入 85.0%
英国 輸出 57.0%、輸入 40.0%
独国(マルク) 輸出 77.0% 輸入 55.9%
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