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2010年2月11日 (木)

為替悠々58、為替に関係ない人も為替差損

「為替悠々58、為替に関係ない人も為替差損」

9月までの貿易黒字と所得黒字 関係ない人も為替で損)

 19月までの黒字累計は貿易が777億ドル(85471億円)、所得が601億ドル(66169億円)である。円高に対して楽観的であるとか、当面の影響はない、円高抵抗力はついてきたといわれるが、確実に手取りは減るのである。円高は貿易収支だけについて議論されるが、所得収支についてもまったく同様の影響が出る。貿易に関係のない人々でも、外債投資をやっている人も円高では差損となる。

自分は海外にかかわりがないと思っている人も 生命保険、年金、郵貯、簡保などが外債投資をしていてそこで為替差損が出れば保険金、配当が目減りしている。消費が減るのは当然である。たいして影響はないという理由をあげつらう人も多いが、サイフの中身は必ず減っている。最後は窮した人々が、窮していなくても海外の安価な商品を買ってその差損を、いや生活を改善しようとするがその道は政府が閉ざしている部分がある。それで不作のコメの値段が上がる。

為替差損を負った上、国内物価高で円高を生かせない。中国のようなかたくなな為替政策とまでは言わないがもう少し国民の為の為替相場、輸入規制を考えてもらいたい。(とはいえこれは「べき論」であり為替相場操作はまた別なのである。当局が何もしそうになければドルを売らねばならない。)

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