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2010年2月 9日 (火)

為替悠々53、ジャパンプレミアムと為替

「為替悠々53、ジャパンプレミアムと為替」

需給を知る基本は国際収支表であるが、先週発表された12月の国際収支表をみて 何か違和感を覚えた人が多いと思う.対外債券処分超が34千億円にも拘わらず、資本収支赤字が33千億円となっている.株式、証券では邦人、外人とも日本へ資金を入れているのに、資本収支は赤字である。誰かが、7兆円以上の金を外へ持ち出している訳である.短期の対外貸し付けが大幅増になっているからである.1997年を見ると、3月、9月、12月に資本収支赤字が異常に膨らんでいる.

原因はジャパンプレミアムではないか。邦銀が外貨資金難に陥り、本店から借りるわけであるが、外貨の調達ということで、どこかで為替がおきているのであろう.

3、6912月はドルは上昇している、特に月末に上昇している.邦銀の外貨資金繰りがつかず、為替を使ったり、公的資金の預金をもらっているとかの噂もあったが、国際収支表もそのことを裏付けているのではないか.3912月の 投資収支赤字が大きい.(続く)

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