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2010年1月29日 (金)

最近の豪ドル相場:津田

小局)豪ドル続落

 今週も豪ドルは続落した。1月中旬に始まった下げトレンドが継続している。下げ理由はリスク許容度の減少から株価、商品相場が大幅に下落していること。その原因は米国の弱い12月雇用統計(改善の遅れ)に始まり、ギリシャ財政赤字問題、中国の金融引き締め、米国の新金融規制法案と盛りだくさんで、世界の景気回復ペースが減速するとの懸案から高リスク資産である株価、商品相場、高金利通貨などへの需要が減退している。豪ドルサポート要因は国内の強い指標(インフレ指数、雇用、小売関連、消費者信頼感)と2月の利上げ観測であるが、これらは年越し前から予想されていたことであった。“今年の豪州経済が3%成長、キャッシュレートは年内に5%前後まで上昇する”と言う青写真ができているだけに、ある程度の好材料ではその影響力も限られるというのが現状であろう。またIMFが今週世界経済見通しを上方修正したが、目先の不安材料払しょくにはあまり役立っていない感じ。更に今週も日銀、南ア、FOMCNZなど各国の金融政策会合が開かれたが、いずれも現状の超低金利据え置きであり、景気回復期待を助長するような出口政策への言及は聞かれず、IMFの世界景気上方修正も空回りした感じだ。ただこのセンチメントの悪化がそのまま世界的な景気の二番底論につながる可能性は少ないと思われる。依然として“景気回復過程における調整局面”という位置づけで良いと思うが、足元は豪ドルももう少し下押しする余地を残している。下値ターゲットは87-88セント、78-79円近辺か?

(向う1週間の予想レンジ:豪ドル米ドル 0.8750-0.9100豪ドル円 78.50-81.50

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