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2010年1月 5日 (火)

為替悠々8

「為替悠々8」

(為替相場は日常生活密着)

 為替市場には株、債券、商品と異なる参加者がいる。株、債券、商品はそれをやりたい人がやっているが、為替市場への参加者はやりたい人だけではない。やらされてしまう人の取引が多い。 相場観や投機心がなく、今日買わざるを得ない人、売らざるを得ない人が参加している。 今日の相場が1ドル100円でも200円でもやらざるを得ない人が参加するのが為替取引の特徴である。その人々の行動様式を把握すれば相場がわかるのだが容易ではない。

隣の家の財布の中味を知ろうとするようなものである。国際収支表は重要で資金の対外流出国内流入がわかりそうだ。しかし資金の出入りはわかるが為替が絡むかどうかはわからない。今年は日本の金融機関が外債投資を増やしているというが、ほとんど為替に絡むものではないというのもその一例だ。(円をドルに換えるのではなくドルを借りてドルで投資するので為替売買には関係がない。)それがすべて為替リスクを負ったものなら今後は125円程度にはなっている。

 為替は投機以外の日常生活に密着した取引が多い。株、債券、商品で損をしたくなければやらなければいいのであるが、為替はやらなければいけないのである。よって時には政府が干渉し、官製相場になる。 世界的には 何らかの基準に対し固定相場をとっている国は70以上ある。まったく独立にフロートしている国は50程度である。

 株、債券、商品相場を固定するととんでもないことになりそうであるが、為替は別に不思議でもないし、そうせざるを得ないことが多い。

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