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2010年1月27日 (水)

為替悠々39、素直な株、金利、くせもの為替

「為替悠々39、素直な株、金利、くせもの為替」

日本の第二四半期GDPが予想より悪化し円が金曜日の東京時間で売られた。

日本の景気が悪いと円が売られてきたのだろうかとバブル以降を振り返ると160円から79円75銭を経て現在110円と概ね円高推移だ。

一方景気低迷で株は売られ3万円から1万円割れとなり、金利は6%からゼロまで低下した。為替は景気が悪いと買われてきていた。 一方バブル景気へ向かった1987年から1990年は円は120円から160円へ円安となった。「景気が悪い、即円安」、あるいは「景気が良い、即円高」と予測することはいかにも無難なものだが事実はそうではなかった。

景気が良いと可処分所得が増えて資金は海外へ向かう。悪いと国内需要が落ち込み輸出ドライブをかけたり、輸入減少で貿易不均衡が拡がり円高となる。

景気が悪いと資金が海外流出して自国通貨安となるのが一般的だが日本はどうやらそうではなさそうだ。もともと流出するほど海外資金が流入していないからか、今のところ財政が悪化しても国民預金、貯金がまかなっているので 資金流出は起きず円安ともならない。

しかし「景気低迷で円高」というと為替市場では相手にされなくなる。ただし儲かる。素直な人は株、金利で投機を、ひねくれた人には為替投機が似合う。(ただし素直な人は為替マージン取引のスワップ金利狙いが似合う)

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