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2010年1月18日 (月)

為替悠々26

「為替悠々26」

(円建て比率)

 輸出は円建てが4割、輸入は円建てが2割程度と覚えていただきたい

(自国通貨建ての貿易)

 
 東京では実需の、自国建て通貨で貿易取引が出来れば、企業は為替取引をやる必要がない。ニューヨークの企業はテキサスでも大阪でもドルで商売が出来るので為替取引は行わない。したがってニューヨークで為替をやる人は投機筋中心だ。
 逆に日本は企業が為替取引を行わざるを得ず、市場は実需中心となる。銀行の主な為替の仕事はその取次ぎであり、そこから手数料をとることだ。銀行は為替の投機筋ではけっしてない。

(その他)

 午前10時には銀行の仲値決定時にはドルが底堅く推移しがちである。また毎日ではないが外貨投信の設定は午前11時や午後2時に行われることが多い。

 週では月曜日や金曜日にドル買いが出やすい。

月単位ではいわゆるゴト日、18日、月末にドル買いが出やすい。(月末は午後にはドル売りが出やすい。)

 年では各月に次のような特徴がある。
過去のデータを調べるとドルが上がりやすい月や下がりやすい月もある。
ゴールデンウィーク向けの外貨買いは話題になるが毎年数字的にはそれほど大きくなく
 こういうことを知った上でその日の作戦を立てたい。

 また感覚では分かっている東京市場の特色も需給のクセのなせるワザであることが多い。

 また1日の相場展開では経済指標の発表などの予定をつかむことは基礎中の基礎であるがルーティン的にどの時間にどの指標が、どのような中央銀行の市場への資金供給が行われるかも把握しておきたいところだ。
 

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