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2010年1月15日 (金)

為替悠々23

「為替悠々23」

(東京市場では相場はNYと比べて動かない3)

しかしニューヨーク市場でこんなことをやっていたら 下がる相場でドル買いが、上がる相場でドル売りが膨れ上がり、損失は雪だるま状態となる。実需のオーダーは皆無である。東京と違ってお人好しの客はいない。皆相場師なのである。銀行も客も。

 東京市場は実需の市場である。それは貿易が外貨建てが多くその為替取引をすることが市場の主な役割となる。 ニューヨーク市場ではドルが基軸通貨ゆえ貿易はドルで行われ世界中どこと取引しても為替は起こらない。ニューヨークとL.A.の貿易もニューヨークと大阪の貿易取引も為替とは無縁である。貿易業者は為替市場には現れない。ニューヨークで為替取引をする人はウサンクサイ人、投機、投資である。 

為替をゲームとして認識する。よってセンチメントが大きくものを言うし、市場にはその日に為替を取引する実需の注文が置きっぱなしにはなっていない。時々市場にはプライスが無い時が訪れる。投機筋中心で甘い価格はないし、いざ何か経済指標や事件があればいっせいに注文をひき、またいっせいに買いや売りが集中する。そこに実需の注文はなく、相場は一方向へ飛んでしまう。「プライスが消えたと思った数分後に100ポイント以上動いていたこともある。それが自分にフェイバーなら良いがたいていは逆なのだろう。ニューヨークはディーラーにとって完全燃焼出来る市場である。

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