« 15億豪ドル、中国が豪砂糖会社買収へ | トップページ | アジアの米ドル金利 »

2010年1月13日 (水)

「為替悠々19」

「為替悠々19」

(仲値でドルが上がる理由1)

 為替を少し経験すると朝10時前後にドルが強含むことに気づく。(実際90%以上仲値決定時刻はドルの需要超となる。いわゆる外貨の不足状態―逆は余剰と言う)顧客向けの公表相場の決定する時間である。この時間のドル円相場の出合いを基にその日の対顧客相場が決定する。輸出入、外国送金、両替等々の何十種類の為替相場が決められる。日本の銀行の最も忙しい時間帯である。 銀行の窓口に行けば公表相場表というものが置いてある。 為替相場、先物相場、金利、米国ポステッドBAレートなどが考慮されて決定される。見るだけで為替相場の勉強となるのは間違いない。これを理解、説明できれば 為替の仕組みの勉強はひとまず終わりである。

 さて日本は経常黒字国なのに何故ドルがその仲値の時点で上昇するのだろう?

ドル(外貨)の買いは外国への支払い、売りは外国からの受け取りである。銀行用語では仕向け、被仕向けと言う。支払いは自らが行うもので期日も決まっている。だから前日から銀行に通知することが多い。受け取りは海外から送られてくるもので、必ず予定した日、時間に資金が送られてくるとは限らない。いつの時点で受け取るかは不確定である。

|

« 15億豪ドル、中国が豪砂糖会社買収へ | トップページ | アジアの米ドル金利 »

黄昏」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 15億豪ドル、中国が豪砂糖会社買収へ | トップページ | アジアの米ドル金利 »