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2010年1月 6日 (水)

為替悠々10

「為替悠々10」

その大きな理由は戦前はほぼ一貫して経常赤字でありそれによって円安相場となり、戦後は昭和40年以降は高度成長期にあたり輸出が急増、貿易黒字、経常黒字が急増しそれを反映し円高推移している。 

 外貨準備も1970年初頭はゼロであったが今や8000億ドルを超え世界で断トツの1位となっている。(現在は1兆ドルとなったがもちろん2兆ドルの中国に抜かれている

これで為替史をつかみ今の為替相場の位置も知ることが出来よう。

今後も為替相場の重要な決定要因は経常収支の動きである。

 団塊の世代が60歳になり年金受給を開始すれば、財政赤字がさらに増大し経常黒字も減少し赤字に落ちる時代が来るとも言われている。そうなれば円安になる予想が一般的だが、今中国が高度成長する時代となり、さらに中国を含めたBRICs(ブラジル、ロシア、インド、チャイナの頭文字をとったもの)も続く。日本の輸出はそのBRICs中心に伸びるとなれば経常黒字の減少は先延ばしとなるのではないだろうか。円安には簡単には転じないようだ。 

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