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2009年12月 1日 (火)

株価モデルのパフォーマンスチェック‐次へのヒント:呂 新一

11月は10月同様6回ほど翌日のTOPIX変動方向予測を行いましたが、そのうち、的中したのは3回、外れたのが3回、終わって見ればTOPIX6.18%下落したのに対し、本モデルに従い運用した場合が3.14%の下落となりました。パフォーマンスはTOPIXよりずっと良いですが、とても満足できるようなものではありません。

 

11月の株価動きは今までめったに見ないパターンでした。24日の株式新聞が報道したように、20日にTOPIXRSI5.5%をつけ、昨年リーマン・ショック後の暴落相場で記録した10.1%(1010日)すら下回ったが、それでも自律反発の気配を見せず、株式市場が異常に冷え込んでいました。因みに、TOPIXRSI5.5%を下回ったのは、96717日(2.9%)以来のことです。

 

本モデルの予測精度とパフォーマンスを比べてみると、そのことがよく分かります。予測が当たった回数と外れた回数が同じであったが、相場が下落基調にあったため、買いシグナルが外れ、その際は相場が大きく下がるため、モデルに従い運用する場合に受けた痛手が大きい。

 

そこで、筆者自身への教訓ですが、自信のある(買い)シグナルがよく外れたので、相場が予想超え非常に弱いことに気付かず、むしろ、モデルがシグナルを出す条件を厳しくするようにしました。結局、それが裏目に出てしまい、月末に向け結果的に当たるシグナルを封殺してしまい、パフォーマンスを低くしました。このことは、まさに、野村さんが大好きな野村監督の言うとおり、「迷ったらあかん。迷うと結果も迷う」。これが良い教訓となりました。

 

また、もう1つ分かっていることは、モデルによる運用をする際、モデルの精緻度より運用する対象が大事であることです。極端な話をすると、一本調子で右上がりする株式相場であれば、モデルがなくてもただ買い持ちすれば投資収益がとんとん上がります。それに関連して言うと、実は筆者が昨年11月にTOPIXを念頭にトレンドフォロー型のモデルを作りましたが、平均年間収益率が18%前後で、低すぎるとの理由で放置したままにしていました。ところで、先週末、そのモデルにある大手銀行の最近2年間のデータをインプットしてみると、2年で150%を超える収益率となりました。TOPIXを相手に年間18%しか出せないモデルが大手銀行であれば、2年で150%超の収益を出せることは、投資対象の選定が大事であることを示しています。トレンドが出やすく、大きく動く相場の方は投資対象として適しています。少なくとも、その大手銀行をTOPIXと比較するとこのことが言えます。

 

Novperformancetable

 

 

下記のチャートは2月2日のTOPIX終値とモデル・バリューを100とした場合の、その後の変化を示すものです。

Novperformancechart

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