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2009年12月31日 (木)

今日の仲値取引と銀行とFX会社

「今日は仲値取引はありません」

「今日の仲値取引と銀行とFX会社」

*日本の銀行がお休みなので決済不能で仲値取引はありません

*仲値は原則当日物(当日に資金受け渡し)

*トラベラーズチェックなどの売買は行われます

*平日もスポット取引(2営業日後の受け渡し)のように資金の受け渡しに時間的な余裕がないので仲値に基づく取引は午前中に集中します

*アジアのディーラーも仲値でドルが上がりやすいのでパブロフ犬のように午前10時まではドル円を買うことが多い(実際は仲値がなくても)

*なにも資金受け渡しに忙しい仲値を使わずにスポットでやればいいのですが、やはり仲値といわれるベンチマークが必要なのでしょう

*ただ公式に特定銀行による独占的仲値制度(日本で一つの仲値)は1990年に廃止されて現在は個別で仲値が決められています(ところが実際は東京三菱銀行の仲値を採用している銀行が多い、多種多様な先物相場なども計算してくれているからだろう。また取引先も東京三菱の仲値でやってくれと希望するところが多い)。

*東京市場の為替は仲値決定時間前後が一番出来高が多くなる

*仲値で不足500本というのはネットの数字で、詳細は売りが3000本買いが3500本といったところだろう。すなわち3000本の部分はドル円なら2円ノーリスクで儲かるのである。

 ドル円なら約60億円の差益となる。ドル円だけではなく、ポンド円なら8円、ランド円なら6円とる。

*銀行にとって仲値ビジネスほどおいしい商売はない

 ランド円6円の差益を一瞬に、いやドル円も2円の差益を一瞬に稼いでしまう。

*それを考えるとFX会社の手数料は神様である。でも銀行が赤字になるなんていったいどうなっているのだろう。

なぜ仲値にこんなに詳しいかというと、1980年代に仲値を独占的かつ恣意的に決めていたのも、90年に一転廃止を進言したのも私だからです。



野村雅道と楽しい投資仲間達おすすめFX会社

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