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2009年12月29日 (火)

為替悠々2

「為替悠々2」

第一章 為替相場の特徴

1. 「為替は需給だ」

 (株や金利との動きの違い)

 個人であれ銀行などのディーラーとしてであれ為替を始めるとその動きが株や金利の動きと異なることに気づくであろう。いわゆる経済のファンダメンタルズ通りに為替相場は動かないのである。「日本のGDPが良かった」「日銀短観が良かった」だからと言って円相場がすんなりと上昇するのでもない。バブル崩壊後10年以上も日本の景気は低迷し金利は低下、株は3万8900円から7600円に下落したが、為替市場では円相場は160円から79円へ上昇した。

日本のバブル時代ではニュヨークダウは2千ドル台であったが、現在は1万ドル近辺で推移しまた景気も飛躍的に伸びたがドルは総じて弱かった。 景気の良し悪しが為替相場とりわけ円相場の良し悪しに素直に反映しなどころか逆に動くことが多い。どうすれば為替相場が理解できて先行きが見通せるのだろうか。わからないからと言ってチャート分析にしか頼らざるを得ないのだろうか。為替分析にはファンダメンタルズ分析、チャート分析などがあるが、ここでは一番効果のあった、また裏切ることのない需給分析を中心に説明していきたい。
(続く)

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