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2009年12月 2日 (水)

通貨危機16、アルゼンチン通貨危機その3

「通貨危機16、アルゼンチン通貨危機その3」

「アルゼンチン通貨危機」2000年から2002年

 このときアルゼンチンが成功したもう一つの理由とされたのは、通貨ペソの為替変動を抑えるため、ペソの為替相場を1ペソ=1米ドルで固定する政策をとったことだった。為替相場を固定することによって、海外の投資家、特にアメリカの投資家が、為替変動のリスクを気にせず、米国内の企業などに投資するのと同じように、安心してアルゼンチンに投資できるようになった。

 日本も1970年代はじめまで1ドル=360円の固定相場制だったが、当時は第2次大戦前に激化した通貨切り下げ戦争の反省から、為替相場の安定を加盟国に義務づけた「ブレトンウッズ体制」がまだ生きていたころで、しかもまだ為替取引には大きな制限が加えられていた。これに対して冷戦後のアルゼンチンの固定相場制は、それよりはるかに自由になった世界の為替市場の中で固定相場を維持するものだった。

 アルゼンチン政府は手持ちの米ドル資産の総額を越えない範囲でペソを発行し、人々がすべてのペソをドルに替えようとしたとしても政府が対応できるようにしておくことで、人々に不安を抱かせず、ペソの価値を維持するというものだった。アルゼンチン政府だけで対応しきれなくなった場合は、国際金融機関であるIMFがアルゼンチン政府に融資して支える体制だった。

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