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2009年12月29日 (火)

為替悠々1

「為替悠々1」

(為替のことを綴ったこれまでの雑文です)

為替の歴史、円相場の歴史は短い。130年である。

黒船を率いてペリー提督がわずか100世帯の半農半漁の横浜村に上陸してからでも150年にすぎない。
 ドル円相場は1ドル=1円から始まり太平洋戦争までに4倍以上の4円超えとなった。戦前は円安の歴史だった。戦後は一転円高の歴史となった。1ドル=360円の固定相場から1973年に変動相場制が採用され1995年には4分の1以下の79円台をつけて現在の100円近辺の推移となっている。

 今ペリー提督が生きていればベイブリッジから広がる近代的な横浜国際港の変貌振りに腰を抜かすと同時に為替相場の激動にも驚いていることだろう。横浜が開港し、外人居留地、中華街が生まれ、生糸を中心とした国際貿易が始まるとともに為替相場も動き出した。

日本の国際化の為に政府は日銀設立以前に外国為替専門の横浜正金銀行(後の東京銀行)を誕生させ国際金融業務にあたらせた。今も横浜には外国為替の資料が多く残る。激動の為替の歴史を教えてくれる。

その為替の原点とも言える横浜の地にて150年の歴史を背景に延々と続いてきた為替相場の変動についてまとめてみた。

「ブオー」と郷愁の汽笛が港に鳴りひびく。目を閉じれば港を中心に激動の歴史が蘇る。異国情緒あふれる横浜にはロマンがあるが、激動の為替相場を生んだ背景にもロマンがある。(続く)

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