今週の豪ドル相場:津田
(豪ドル日足)
(豪ドル円日足)
先週の豪ドル相場
先週のレンジ AUD 0.9195-0.9370 AUDYEN 82.55-84.22
先週豪ドルはアップ&ダウンしながらも結局年初来の高値0.9370を付け、また豪ドル円も84円台を付ける展開となった。週前半はG20明けで米国低金利の長期化が避けられないとの見方から低金利通貨ドルや円を売って高金利通貨、リスク資産に投資する動きが活発化。NYKダウは年初来の高値を更新し、金価格は史上高値をつけた。木曜日に発表された豪州10月の雇用統計は予想より強く、豪ドルは一時年初来の高値0.9370、84.22円をヒットするが、その後ポジション調整に反落。APEC会合でもドル安牽制発言が相次ぎ週末に向けてドル安に対する調整色が深まった。ただ調整一巡後はダウの反発に連れて再度リスク選好の動きが活発化して越週した。
今週の豪ドル相場
今週の予想レンジ AUDUSD 0.9100-0.9400 AUDYEN 81.50-84.50
今週は15日から18日までのオバマ大統領の訪中においてオバマ大統領は中国首脳と人民元問題について協議する見通しと報じられており、中国当局から人民元上昇を容認する発言が出るか注目される。また本日日本のQ3GDP速報値が発表になるが予想+0.7%(前回+0.6%)を上回る場合や、人民元の上昇となる場合には、ここまで売られてきた円の買戻しとなる可能性もある。またもう一つに焦点米金利についても、現在市場では低金利の長期化が前提となっているだけに、その観測が揺らぐ場合には、再び米ドル買戻しの動きが活発化しそうだ。基本的には景気回復期待+米低金利長期化観測でここまで進んできた”ドルキャリートレード”が更に継続するのか、あるいは年末にかけて調整色が強まるのか?このあたりが年末にかけての焦点となろう。豪ドルも先週は年初来の高値を付け、来年に向けて世界経済の回復が更に進む場合には、商品相場の堅調から更に上昇する可能性も秘めるものの、一方現在進んでいる円・ドルキャリートレード解消の動きが始まる場合には、豪ドル下げ要因であり、暫くはそれらの背反する材料にはさまれて高値圏でのUP & DOWNが続くことが予想される。
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