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2009年11月 4日 (水)

各国中央銀行ミーティングの週:水谷

今週は主要国の中央銀行のミーティングが日本を除いて集中し、その動向が注目されます。

先陣を切ってRBAが小幅利上げをしました。予想通りですね。来月の利上げは慎重姿勢のようですが、来年以降も利上げサイクルは続くのではと予想されます。シカゴ先物市場のポジションでネットロング積み上がりが溜まっていたことから、利食い売りの相場が続いているようですが、ポジションが消化されたところで、再びロングが積み上がってくるのではと思います。

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そして今日はFOMCですね。9月にFRBを見学し、FOMCが開催される会議室を見学したのですが、その会議室で開催されると思うと、何か不思議な気がします。大きなテーブルを囲み、窓側にバーナンキ議長、そして隣にタルーロ副議長が座るのでしょう。そして活発な議論と。慎重派でむしろハト派のバーナンキ議長が仕切ることが予想されます。政策金利のフェッド・ファンド・レートは当然据え置き予想です。3月以来声明文でeconomic conditions are likely to warrant exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period.」と言う表現が使われています。「弱い経済状況から例外的に低いフェッド・ファンド・レートの水準が当面の間続く。」との表現が使われています。“for an extended period ”は6ヶ月位の意味ですが、今年の3月からこの表現が使われています。それまでは“for some time”と“しばらく”との表現が使われていました。今回この表現がどのように変るか注目しましょう。3000億ドルの国債買取が先月終了しました。傘下のNY連銀がリバースオペ(資金吸収策)の拡大を検討しているとの先月の声明は、FRBが金融引き締めに対して市場は憶測すべきではないとわざわざと釘刺しです。緊急措置的な資金供給策はそろそろ打ち止めとして、通常の資金供給策をとる方向にあるのではと思います。第3四半期GDPの良い数字は政府の景気刺激策(新車買い替え支援策、初回住宅購入者還付金)の結果だとみて、第4四半期の数字は再び元の悪い数字に逆戻りするのか判断が分かれるところです。この辺りの議論も激しいものが予想されます。

私は米短期金利の上昇がないことにはリスク志向の投資スタンスに見直しはないと思います。実際にこのところの金利先物市場の変化はまだまだ金利が低位で推移する動きをしています。短期金利が低位で推移することは、ファンド筋などは資金調達資金を低利で調達できることを意味します。それが上昇すると、戦略を見直さないといけないことになると思うのですが。FOMCの声明文とそして短期金利の変化に注意しましょう。

木曜日にはBOEECBのミーティングがそれぞれ開かれます。

BOEは金融当局者の発言に一貫性がなく、市場を混乱させています。量的緩和策が実際に解除されるのか、それとも現在1750億ポンドまで拡大された資産購入プログラムを更に拡大するのか注目です。タカ派とハト派が活発に議論することが予想されます。一時量的緩和策の解除の話から、金利が上昇、そして為替市場ではシカゴ筋の利食いからポジションを落とす動きが出て、相当のポジションの整理を見たものと推測されます。現在は軽いポジションと推測され、現在はその動きは他の通貨と比べてその動きが鈍いようです。

そして最後にECB。先週のブログでも話しましたが、眠った子は眠っていてほしいと思います。政策金利は据え置き、そして現在の資金供給策の効果の程を見る動きにトリシェ総裁の記者会見では終始するのではないかと思います。そうは言っても辛らつな記者(女性中心)は出口戦略について、そして為替についての質問をすることになるでしょう。為替については前回ノーコメントでした。出口戦略はカバードポンドの買い取りを現在続けており、それ程のサプライズはないと思います。眠っている子を無理矢理起こすようなことはしないでほしいものです。

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