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2009年11月 7日 (土)

実戦外国為替論=本邦対外資産負債残高②

実戦外国為替論=本邦対外資産負債残高②」
   
 現在日本の対外純資産は215兆円ある。ラフに考えればこの215兆円の資産から生み出される金利や配当が国際収支における経常収支のうちの所得収支に計上される。2006年では所得収支黒字は13.7兆円であった。貿易黒字の9.5兆円の黒字を大きく上回っている。215兆円の純資産が6%で廻っているとすれば約13兆円(215兆円×6%=12.9兆円)なので、最近の所得黒字の大きさは日本の対外純資産の拡大がもたらしたものだ。貿易黒字とともに円買い要因である。

ただ最近は受け取ったドルやその他外貨を円に換えずに外貨のまま再投資することもあるので多少は割り引かなければならない。所得収支は30年前はほぼゼロ、10年ほど前はまだ数兆円であり誰も関心がなかった数字だが現在は経常黒字の半分以上を占めるものとなった巨大勘定だ。これは日本が世界一の資産大国となっている証明だが、誰もその実感は感じていないだろう。そのあたりが日本の構造上の問題だろう。

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