高島さんの外為法違反
「高島さんの外為法違反」
新しい高島嘉右衛門の本が出た。高木彬光さんの「横浜」を作った男である(光文社)
日本初の外為ディーラーである高島嘉右衛門が法を犯して投獄された為替取引の詳細が書かれていた。
日本の小判に含まれる金は通常の銀と交換される金(時価)の分量の3倍含まれていた。
日本の小判を鋳潰し(いつぶして)金塊にして時価で売れば公定換算率の3倍に売れた。
ただ高島嘉右衛門は金を持っていない。鍋島藩に金を借りて、鋳潰して外人に3倍で売った。そこから銀で鍋島藩に元本と利息をつけて返しても銀が余る。それで高島は自分の商売を立て直した。
ただ幕府が捜査し始めた段階で潔く高島は自首をする。もちろん有罪で投獄された。取引仲間の外国人は海外へ逃亡した。
ただ売買したのではなくローンを組んでの外為取引であった。
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