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2009年11月 9日 (月)

ニューヨークターム、コンチネンタルターム

「ニューヨークターム、コンチネンタルターム」

 前回は自国通貨建が1ドル=120円で外国通貨建ては1円=0.0833ドルとなることを話した。今回は建値として別にニューヨークタームとコンチネンタルタームの分け方もあることを話したい。

 ニューヨークタームとは1ポンド=2.0050ドル、1ユーロ=1.4120、1豪ドル=0.8900米ドル、1NZドル=0.7800米ドルなどの建値で
コンチネンタルタームとは1ドル=120円20銭、1ドル=1.1750スイスフランなどの建値のことを言う。現在の市場ではユーロを除けば元大英帝国の通貨がニューヨークタームが用いられているが、カナダや南アフリカは1ドル=0.9980カナダドルや1ドル=0.6800ランドとコンチネンタルタームを用いている。

 また為替相場は同一時間帯では異なる市場でも同一相場となる。それをPARITY(パリティー)と呼ぶが、同一時間帯で異なる相場が建つことをDISPARITY(ディスパリティ)と呼ぶ。その場合はもちろん裁定(ARBITRATION=アビトレーション)が働き同一相場へ向かう。

 また為替市場では平価という言葉がよく使われる。例えば金平価、IMF平価、購買力平価などだ。一国の通貨が何らかの価値基準に対する交換比率を固定的に定めている場合に、この定められた基本的な相場を平価と言う。 現在の為替相場の多くは変動相場なので平価はない。
ただIMF加盟国ののうち約80カ国はまだ為替平価を設定している通貨、何らかの価値基準に対して自国通貨の相場を定め維持している。

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